飲食人キャリア
食産業に携わるすべての人を「飲食人」と定義し、食文化の大切な担い手としてとらえる私たちには、「飲食こそが日本を元気にできる」という理念があります。だからこそ、飲食人がそれぞれの職場でいきいきと活躍することができる社会を目指して、「飲食業界の離職率の高さ」という大きな課題に挑戦しています。
飲食人キャリア

「なんとなく就職」の回避

地元大阪を中心として約50の飲食店を経営する私たち自身が悩まされて気づくこととなった、外食産業における大きな課題は、他業界と比べても非常に著しい「離職率の高さ」でした。「飲食業界ではなぜなかなか職場に定着できないのか、なぜ転職を繰り返してしまうのか」。その理由は、求人情報と現場の実情とのギャップが大きいこと。ヒアリングを重ねると、転職を繰り返した求職者の多くは、サイトや情報誌で見かけた求人情報に「なんとなく良さそう」「なんとなく楽しそう」といった感覚で応募・就職してしまい、結局短期間で離職することになるという実態が浮かび上がってきました。
飲食人キャリア

キャリアプランをコーディネイト

こうした安易な転職を繰り返すことは、在職期間が短いためにしっかりとしたスキルを身につけることができず、キャリアアップのはずの転職が、逆にキャリアダウンになってしまうという不幸を招きかねません。そこで、私たちは、企業と求職者の橋渡しを行うキャリアコーディネーターによる、手厚いサポート制度を取り入れました。コーディネーターは、全員飲食店勤務の経験者。現場で働くスタッフの気持ちを当事者の立場で理解し、親身になって相談に乗ることができる体制を整えています。
飲食人キャリア

異例の定着率94.6%を実現

飲食人キャリアのコーディネーターは、求職者にすぐに求人情報を提供することはなく、しっかりとヒアリングを行い、これからどんなキャリアで、どんな適性を伸ばしてこの後の「飲食人」人生を生きていくのか、そういったキャリアプランを作りこんだ上で、適切な職場を紹介しています。
さらに、どんな人たちが同じ職場にいるのか、労働条件が希望とマッチしているのかを自分の目で見定めることができる、飲食人キャリア独自のシステムを構築しています。
半数近くが1年以内にやめてしまうという高い離職率に悩む飲食業界にあって異例の、人材定着率94.6%を実現しています。