大正区は近年人口流出が止まらず、大阪市24区の中で最も人口が少ない(2016年現在)など、都市として複数の課題を抱えています。大正リバープロジェクトは、それらの課題を打破するために、大阪府市および大正区役所とRETOWNがタッグを組み、2018年春より展開するシンボルプロジェクトです。 大正区活性化の貢献を目指して 大正区が、2015年6~10月に実施した社会実験事業「Taishoリバービレッジ」。区の北端にあたる尻無川河川広場を中心とした新たな水辺空間の活用策や、他の水辺エリアとの連携などを中心とした具体的な地域活性化策などを盛り込んで、マーケティング調査等を目的として行われました。この結果を受け継いだ活性化プランを、大阪府市および大正区役所とRETOWNがタッグを組み、2018年春よりスタートする予定です。区民に愛される施設になることはもちろん、老若男女、国内外からの多くの方が訪れ、大正区の良さを知ってもらう場に育てたいと考えています。 コトが始まる「予感」をつくり出す仕掛けを 大正区は、沖縄県からの移住者が多く、リトル沖縄と呼ばれています。中之島周辺での都会的でスタイリッシュな水辺のイメージではなく、そういった大正区ならではの魅力、「水辺空間・沖縄文化・モノづくり」というキーワードを大切に、これらのイメージがしっかりと伝わるローカルな雰囲気作りをソフト・ハード面から仕掛けていきます。大正エリアのポテンシャルと水都の魅力を十分に引き出し、大阪の主要な商業エリアや繁華街では飽き足らない、感度の高いお客様の感性を理解魅了し、このエリアに大阪の新しい文化を創造していくことで地域再生につなげていきます。